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UFC ヌネスが女子バンタム級新王者 レスナーはハントに判定勝利

[ 2016年7月10日 16:20 ]

アマンダ・ヌネス(右)はミーシャ・テートに右ストレートを繰り出す (AP)

 総合格闘技のUFC200は9日(日本時間10日)に米国のラスベガスで開催され、メーンの女子バンタム級タイトルマッチは挑戦者のアマンダ・ヌネス(28=ブラジル)が初回に王者のミーシャ・テート(29=米国)からリアネイキッドチョーク(裸絞め)で一本勝ちを収め、新王者に就いた。

 左右パンチのコンビネーションで試合を終始支配したヌネス。金網際でダメージの見えるテートの背後に回り、見事にタップを奪った。ブラジル人のUFC女子王者はこれが初めて。「このために懸命に努力してきた。早くブラジルに帰って家族に会いたい」と試合後に喜びを爆発させた。

 もう一つのメーン、ヘビー級3回戦は同級元王者のブロック・レスナー(38=米国)がマーク・ハント(42=ニュージーランド)に判定勝利。ジャッジ3人はともに29―27でレスナーを支持した。4年半ぶりのオクタゴン登場となった元王者は試合後に「雰囲気に慣れるまで時間がかかった」と苦笑い。「うまく表現できないが、とにかく感謝している」とファンにメッセージを送った。

 ダニエル・コーミエ(37=米国)はアンデウソン・シウバ(41=ブラジル)とのライトヘビー級3回戦を行い、ジャッジ3人ともに30―26の支持を得て、判定勝ちを収めた。同級王者のコーミエは今大会のメーンで同級暫定王者のジョン・ジョーンズ(28=米国)との王座統一戦が予定されていたが、ジョーンズの体内から禁止薬物の陽性反応が検出されたために中止が決定。直前に対戦相手がシウバに変更され、しかもノンタイトル戦となった。「試合ではやるべきことをやっただけ。対戦相手が変更されたのはタフだっだ」とコーミエは試合後に胸の内を吐露した。

 また、日本では事前に抽選で選ばれたファン200人を集めて“UFC200パブリックビューイングパーティー”が都内で行われた。会場には多数のファンの熱気があふれ、出演したUFC日本人選手8人(川尻達也、佐々木憂流迦、安西信昌、国本起一、粕谷優介、水垣偉弥、マキシモ・ブランコ、廣田瑞人)が各試合の解説を務めながら熱戦の模様を観戦した。パブリックビューイングの終了後にはファンにスペシャルギフトが当たる抽選会やゲストファイター全員と触れ合うサイン会も実施した。

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