豪華メンバーで沖縄キャンプ 山中、リナレス、三浦が出発 長谷川も合流
ボクシングの帝拳ジムに所属するＷＢＣ世界バンタム級王者・山中慎介（３３）、ＷＢＣ世界ライト級王者ホルヘ・リナレス（３０＝ベネズエラ）、前ＷＢＣ世界スーパーフェザー級王者・三浦隆司（３２）が２７日、羽田発の航空機で走り込みキャンプを行う沖縄へ出発した。現地では元世界２階級制覇王者・長谷川穂積（３５＝真正）も合流し、現役世界王者２人、元世界王者２人という豪華メンバーで各自の次戦へ備える。
９月中旬に大阪で１１度目の防衛戦を予定している山中は、連日２部練習での走り込みが待ち受けているとあり、「行きたくない。嫁（沙也乃夫人）の（沖縄の）実家へ行くのと、こんなに気分が違うかな」と苦笑い。それでも「最高のメニューを用意してもらって、最高のトレーニングが出来るかなと思っている。厳しいけど相当鍛えられる」と話し、４人で行うキャンプについて「いい意味で競い合いができれば。長谷川さんが入ると刺激になることもあるし、いいキャンプになると思います」と歓迎した。
リナレスは９月２４日に英マンチェスターでＷＢＡ世界ライト級王者アンソニー・クローラ（英国）と王座統一戦を行う。２月の右拳骨折からの復帰戦がビッグマッチとなったが、「決まって本当によかった。大きな試合になる。こんなチャンスはめったに来ない」と闘志満々。キャンプから帰京後にスパーリングを始め、７月からは米ラスベガスで調整に入る予定で「キャンプでは三浦、長谷川、山中と頑張る」と意気込みを口にした。
５月に初回ＫＯ勝ちで再起を果たしたＷＢＣ世界スーパーフェザー級１位の三浦は、昨年１１月に敗れた現同級王者フランシスコ・バルガス（メキシコ）と年内にも再戦が期待される。沖縄キャンプは今回が自身３度目で「（試合は）まだ分からないけど、今のうちに足腰を鍛えて、いつ決まってもいいようにしたい」と語り、かつて山中と一緒にキャンプで走った長谷川を「相当速かった」と警戒？していた。
