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八重樫「うれしいけど、悔しい そう言われるのもしゃくに障る」

[ 2016年6月22日 17:51 ]

拳をあわせる八重樫と井上(右)

 ボクシングのIBF世界ライトフライ級王者・八重樫東(33=大橋)が22日、横浜市内のジムでWBO世界スーパーフライ銃王者・井上尚弥(23=同)とともに本格的な練習を再開した。

 試合の3週間前に左肩を痛めた状態で5月8日の初防衛戦に臨み、辛うじて判定勝ち。負傷した際は全治2~3カ月と診断されており、ジムワークこそ再開したものの「まだ少し違和感はある。フルパワーでは打てない」という状態。次戦の時期も未定だが、自分の腰よりも高い台へジャンプで乗るなど下半身の強化には取り組んでおり「どういうタイミングで試合が決まってもいいように、やれることをやっておきたい。今は土台をつくる練習の方が大事」と前向きだった。

 前回の試合も激しい打ち合いとなり、無防備にパンチを浴びるシーンもあった。「八重樫は壊れているんじゃないか?」と心配する声も多かったという。「(心配してもらえるのは)うれしいけど、悔しい。そう言われるのもしゃくに障る」。苦笑したベテランは「練習でやるべきことはたくさんある。自分のスタイルは貫くけど、できるだけ心配をかけないようにしたい。次はまた違った自分を見せられるように頑張る」と話した。

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2016年6月22日のニュース