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五輪2度の金、ロマチェンコが快挙!史上最速7戦で2階級制覇達成

[ 2016年6月12日 16:33 ]

ロマチェンコはベルトを腰に巻き、笑顔を見せる (AP)

 プロボクシングのWBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦は11日、米国のニューヨークで行われ、北京、ロンドンと2度の五輪で金メダルを獲得したワシル・ロマチェンコ(28=ウクライナ)が、王者のローマン・マルティネス(33=プエルトリコ)を5回KOに下し、新王者に就いた。

 試合開始からマルティネスを圧倒したロマチェンコ。最後は左アッパーと右フックのコンビネーションでマルティネスをキャンバスに送り込んだ。この結果、戦績は7戦6勝(4KO)1敗。すでにフェザー級を制しているウクライナ人はこれで2階級制覇を達成したことになるが、7戦での2階級制覇は史上最速記録となった。

 試合後に新王者は「より良いファイターとなるためには、もっと試合数をこなす必要がある」とコメント。判定で唯一の敗北を喫したオルランド・サリド(35=メキシコ)に対しては「おまえといつでも戦う準備ができている」とメッセージを送った。

 同日には、WBC世界ライト級暫定王座決定戦12回戦も行われ、同級1位のデジャン・ズラティカニン(32=モンテネグロ)が同級5位のフランクリン・ママニ(29=ボリビア)を3回TKOで下し、新王者となった。ズラティカニンの戦績はこれで22戦全勝(15KO)。無敗のサウスポーは「誇らしい気持ち。ママニをノックアウトする自信は100%あった」と試合後に話した。

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