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加納、高山と8月に世界戦 最年少王座へ自信「世代交代です」

[ 2016年5月24日 05:30 ]

世界王座決定戦で拳を交える加納(左)と高山

 プロボクシングの東洋太平洋ミニマム級暫定王者・加納陸が23日、兵庫県三田市の所属ジムで会見し、8月20日に同市でWBO世界ミニマム級王座決定戦に出場すると発表した。相手は元世界4団体王者・高山勝成だ。

 加納が獲得すれば井岡弘樹の国内最年少記録18歳9カ月10日を6日更新する。世界最年少は76年にWBA世界スーパーライト級王座に就いたウイルフレド・ベニテス(プエルトリコ)の17歳5カ月23日。

 小さい頃から憧れた世界戦に臨む加納は「とうとう、ここまで来た。偉大な選手を超えて世界チャンピオンになりたい。俺が勝って世代交代です」と意気込んだ。13年12月の海外デビュー前にスパーリングで高山と拳を交えた。「凄い。これぐらいにならないと世界に行けないのか」。レベルの高さに舌を巻き、精進した。

 それから2年半。今度は世界ベルトを懸けてリングで向き合う。自らの武器は「スピードです」と断言。自分が生まれた頃には競技を始めていたベテラン元世界王者に若さ、気持ちの強さでぶつかる。

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2016年5月24日のニュース