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【浜田剛史の目】八重樫 打って、打たれて、打ち返して…打たれる回数を減らせ

[ 2016年5月9日 08:57 ]

両陣営が勝利をアピールする展開も八重樫が2-1の判定で勝利

IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ 王者・八重樫東○判定(2―1)●同級11位マルティン・テクアペトラ

(5月8日 有明コロシアム)
 ▼浜田剛史(元WBC世界スーパーライト級王者)相手の先手の攻撃に八重樫は打ち返したが、打ち返されもした。採点が微妙に分かれたのは、ジャッジがどちらを取るかの判断に差が出たためだ。八重樫の今後の課題としては、打たれる回数をもっと減らすことだ。

 ◆八重樫―テクアペトラVTR 八重樫が辛くも打ち勝った。左ジャブを受け、後手に回った立ち上がりを経て3回にボディー攻撃で挑戦者の勢いを止めた。決定打は少なかったものの接近しての上下への打ち分け、カウンターの右ストレートが有効だった。11回には右で相手をぐらつかせる場面があった。リーチの長さを生かして応戦したテクアペトラは、工夫に欠けた。

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2016年5月9日のニュース