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八重樫 計量パスに「ホッ」塩分控え目、独自スタイルで初防衛戦へ

[ 2016年5月8日 05:30 ]

計量を終えポーズを決める八重樫(右)とテクアペトラ

IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ 王者・八重樫東VS同級11位マルティン・テクアペトラ

(5月8日 有明コロシアム)
 ダブル世界戦の前日計量が7日に都内で行われ、IBF世界ライトフライ級タイトルマッチは初防衛戦の王者・八重樫東(33=大橋)が48・7キロ、挑戦者マルティン・テクアペトラ(26=メキシコ)が48・8キロで一発パスした。

 八重樫はリミットに200グラム余裕を持って計量をパスすると「ホッとしました。早くごはんが食べたい」と言って、足早に会場を離れた。いつもは計量会場で軽食を取って心を落ち着かせるが、今回は口数も少なく、周囲との接触を極力控えた。1カ月以上前から、家族とも離れて一人暮らしで練習にも没頭しており、松本好二トレーナーは「あの子なりの集中の仕方。今回の勝負にこだわっている」と説明した。

 向かった先はジムのある横浜の店。IBFは当日計量があり、増量は4・5キロ以内に抑えなければいけない。そのため「ハイオク入れます」(松本トレーナー)と食べるものも、うなぎ、鶏肉の卵とじ、おかゆなどを厳選。また、顔が腫れやすいことから、その要因となる塩分を少なめにオーダーしたという。独自のスタイルで初防衛戦への準備を整えた八重樫は「自分のできることを集中してやるだけ。気持ちは入っているので、楽しみにしていてください」と頼もしい言葉を残した。

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2016年5月8日のニュース