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内山は長期休養、渡辺会長明かす「納得するまで休んでほしい」

[ 2016年4月28日 16:40 ]

2回、内山をKOして喜ぶコラレス

 27日のWBA世界スーパーフェザー級王座統一戦で2回KO負けした前同級スーパー王者・内山高志(36=ワタナベ)が長期休養することになった。一夜明けた28日、ワタナベジムの渡辺均会長が明かした。同会長によると、前夜に「今まで頑張ってくれてありがとう。長い期間休め」とメールを送ったところ、内山から「ありがとうございます。しばらく休みます」と返答があったという。

 また、内山は一夜明けて代表取材に応じ「きょうは(取材は)カンベンしてください。今後、きちんと考えてお話しします。一夜明けて悔しさがこみ上げてきている」とコメントを発表した。

 渡辺会長は「ダメージはないようだけど、本人が納得するまで休んでほしい。今後を決めるのは100%本人。もう一度やるというなら全力でサポートするし、辞めるというならお疲れさまと言いたい。内山には好きなようにしてほしい」と話した。内山を倒したジェスレル・コラレス(24=パナマ)に対してはワタナベジムがオプション(興行権)を持っており、「(内山が)もう1回やるとしたらコラレスでしょうね。早くても大みそかになるだろうが、コラレスに雪辱したい」と話した。ただし、コラレスはWBA世界スーパーフェザー級正規王者ハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)と統一戦を行う必要があり、この指名試合でフォルトゥナが勝ってしまうとオプションは消滅。コラレスが勝てば選択試合で内山が挑戦する可能性が出てくる。

 渡辺会長は3度ダウンしてプロ初黒星を喫した内山の試合について「作戦ミス。こちらから打ちにいくなと、もっとしつこく内山に言うべきだった。内山は大丈夫だったが、会長からトレーナー、スタッフまで周囲におごり、慢心があったかもしれない」と悔やんでいた。

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2016年4月28日のニュース