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あっけなかった内山 完敗認める「拳を出す前に終わっちゃった」

[ 2016年4月27日 22:21 ]

<WBA世界S・フェザー級TM 内山高志・ジェスレル・コラレス>2R、ダウンから立ち上がった内山だったはコラレスの左をもらい2度めのダウン

WBA世界スーパーフェザー級王座統一戦は27日、東京・大田区総合体育館で行われ、スーパー王者・内山高志(36=ワタナベ)は暫定王者で同級1位のジェスレル・コラレス(24=パナマ)に2回2分59秒KO負けした。内山は「完全なKO負け」と完敗を認めた。

 敗れた内山は「実力の世界なのでしょうがない。ダメージ?大丈夫。1ラウンドから距離感が合わないという感じ。もらったあとは冷静にやろうと思った。(2ラウンドは)やり返したいという気持ちがあって前に出た。完全なKO負け。見た目以上に入りました」と素直に敗北を認めた。

 戦いにくい相手だった。「タイミングがやりづらかった。やったことがない感覚。左も見えづらかった。まだまだ防衛するつもりだったので今は何も言えない。練習はよかったんだけど。1ラウンドにポイントを取られたと思ったので、次からいこうと思った。少しやりづらかった」と内山。「ジャブの距離が遠いと思った。動きがつかみづらかった。もらったパンチは見えなかった。意識はハッキリしていたと思ったが、そのあとのパンチに反応できなかった」と話した。

 いいところが出ず負けたことに「2ラウンドは先手でいこうと思ったのに、最初にもらってしまった。拳は大丈夫。出す前に終わっちゃった」。今後については「今はよく分からない。負けたんで。モチベーションの影響はない」と話すにとどまった。

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2016年4月27日のニュース