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出場6選手とも問題なし トリプル世界戦予備検診 内山「若者には負けないです」

[ 2016年4月25日 16:00 ]

 プロボクシング・トリプル世界戦(27日、東京・大田区総合体育館)の予備検診が25日、東京都文京区の後楽園ホール展示会場で行われ、出場6選手とも問題なしと診断された。

 WBA世界スーパーフェザー級王座統一戦ではスーパー王者・内山高志(ワタナベ)が身長1メートル72・5、リーチ1メートル80で、1メートル68、1メートル69・5の暫定王者ジェスレル・コラレス(パナマ)をいずれも上回った。初対面して握手をかわした内山は「(相手は)イメージどおり。中南米の選手という感じ。殺気を出していないのでまだ試合モードではないかな」と分析。リーチは10センチ以上上回ったが「あまり関係ないと思っています」と話し、「パンチが当たらないとか言ってるので、当てたいですね。コラレスは24歳?一回り違うけど、若者には負けないです」と余裕を漂わせた。

 また、WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチは王者・河野公平(ワタナベ)が身長1メートル67・2、リーチ1メートル70で、こちらも1メートル60、1メートル64・6の同級7位インタノン・シッチャモアン(タイ)を上回る数値。35歳の河野は14年12月のヒメネス戦の1メートル66・2より身長が1センチ伸びており、「この1週間、練習後はずっと寝ていた。身長が伸びるのには寝るのが一番いいかな。(昨年10月の亀田興毅戦では)シカゴでずっと寝ていて調子が良かった」と説明した。

 WBA世界ライトフライ級タイトルマッチは王者・田口良一(ワタナベ)が身長1メートル68、リーチ1メートル72で、同級7位ファン・ランダエタ(ベネズエラ、カシミ)が1メートル64・3、1メートル68・5だった。田口は37歳のランダエタの印象について聞かれ「けっこう肌つやもきれいで、若々しい」とコメント。「ありがとう」と笑顔で握手したランダエタは22日に後楽園ホールで行われた興行を観戦したことを明かし、「ある選手が亀田のような、相手をバカにしたような試合をしていた。その選手がKOで負けたので大変気に入った」とニヤリ。10年前に2度対戦した亀田興毅のことを忘れていないことを印象づけた。

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2016年4月25日のニュース