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大平 5回TKO負け…鬼門タイで日本人選手20敗1分け

[ 2016年3月4日 05:30 ]

3回、ワンヘン・ミナヨーティン(左)と攻め合う大平剛

WBC世界ミニマム級タイトルマッチ ○王者ワンヘン・ミナヨーティン TKO5回2分0秒 大平剛●

(3月3日 タイ・ナコンラチャシマ)
 挑戦者の大平剛(31=花形)は5回TKO負けで2度目の世界挑戦にも失敗した。3回に右を受けて横倒しにダウン。5回にも左フックでぐらつき、連打を浴びて座り込むように倒れるとレフェリーが試合を止めた。日本ボクシングコミッション(JBC)公認のタイでの世界戦で日本人選手は通算20敗1分けとなった。

 14年12月のIBF・WBO世界ミニマム級王座決定戦で高山勝成(仲里)に7回TKO負け。その後は琴奨菊を指導したトレーナーらについて体幹を鍛え、暑さ対策として8日前にタイ入りしたものの、全勝王者に歯が立たなかった。「モーションが少なくて攻撃が見えづらい。強かったしうまかった」と脱帽し、進退については「今はゆっくり休みたい」と話した。

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2016年3月4日のニュース