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田中が強豪ソト下す、ローラーは僅差防衛 金原逆転負け

[ 2016年1月4日 15:12 ]

ソトに判定勝ちし雄叫びを上げる田中

 総合格闘技のUFC195は2日(日本時間3日)、聖地ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで行われ、メーンでウエルター級タイトルマッチが行われ、現王者であるロビー・ローラー(33=米国、26勝10敗1NC)が、同級4位カーロス・コンディット(31=米国、30勝8敗)と2度目の防衛を懸けて対戦した。

 序盤はコンディットの左アッパーを受けた王者ローラーが劣勢に立ったが、3R以降打ち合う死闘となり最終ラウンドに盛り返したローラーが判定2-1の僅差でタイトルを防衛した。試合後、ローラーは「きょうの勝者は2人だ、もう1回やろうじゃないか」と語り、コンディットの健闘を素直に称え、再戦を要求した。

 日本から参戦したバンタム級の田中路教(25、10勝1敗)は、強豪ジョー・ソト(28=米国、15勝4敗)と対戦、持ち前のスピードと爆発力で前半を支配すると、後半の猛反撃をしのいで判定2-1で辛勝した。試合後のインタビューでは「本当にどっちにつくか全然分かんなくって、最後スタミナ切れちゃったんで、ヤバいかなと思ったんですけど(勝てた)」と振り返った。

 もう一人のバンタム級の金原正徳(33、25勝12敗5分け)は同階級8位のマイケル・マクドナルド(24=米国、16勝3敗)と対戦した。実力者を相手に試合の序盤からテークダウンを成功させ、終了直前まで攻防を支配したが、一瞬の隙を突かれバックを奪われると、マクドナルドのリア・ネイキッド・チョークにまさかの逆転負けを喫した。

 次の大会は17日(同18日)「UFCファイトナイト・ボストン」が開催され、今回の田中、金原が参戦してバンタム級タイトルマッチが行われる。

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