尚弥　ナルバエスと再戦後に米国進出プラン

世界戦一夜明けと思えない綺麗な顔で、ファイティングポーズを取る井上

　ＷＢＯ世界スーパーフライ級王者の井上尚弥が、初防衛から一夜明けて横浜市内で会見し「昨年に引き続きパーフェクトな内容で勝ててホッとしてます。いい新年が迎えられる」と傷一つないきれいな顔で語った。

　同級１位のパレナス（フィリピン）に２回ＴＫＯ勝ちし、注目される次戦は４月か５月に国内を予定。大橋秀行会長は「ナルバエスがやりたいと言っている」と明かした。昨年末、井上から王座を奪われたナルバエス（アルゼンチン）には契約上、再戦の権利がある。その権利を行使され、井上―ナルバエスの第２戦となることが濃厚。それをクリアして、米国進出に乗り出す計画だ。井上は「元日から軽く走って、いつでも試合できるように準備したい」としっかり先を見据えていた。