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高山 闘病中の後輩に勝利を「リングから勇気送りたい」

[ 2015年12月25日 05:30 ]

犬塚君(中)を勇気づける高山。左は山口賢一監督

IBF世界ミニマム級タイトルマッチ 王者・高山勝成―同級8位ホセ・アルグメド

(12月31日 エディオンアリーナ大阪)
 高山が後輩を勇気づける熱いファイトを約束した。昨春から通う愛知・菊華高ボクシング部の後輩・犬塚蓮君(1年)が今年5月の練習中に急性硬膜下血腫で倒れた。何とか一命を取り留めたものの、左半身に後遺症が残った。高山の戦う姿に刺激され、リハビリに励んで先週退院。トレーナーやマネジャーとして選手をサポートする道を志して部活動にも復帰したという。高山は「もし自分が同じ状況になれば落ち込むと思う。それでも彼はボクシングを嫌いにならず、競技に携わろうと思ってくれた。うれしかったし、勇気をもらった。今度はリングから自分が勇気を贈りたい」と必勝を期す。

 今回は左まぶたの傷の影響などで“スパーリングなし”の異例調整を強いられた。それでも「不安はない」と断言した。

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