本場ベガスも認めた!三浦 日本人初のPPV有料放送決定

[ 2015年11月20日 05:30 ]

ミット打ちで大量の汗を流す三浦

WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ 王者・三浦隆司―同級1位フランシスコ・バルガス

(11月21日 米ネバダ州ラスベガス)
 王者・三浦隆司の5度目の防衛戦が日本人選手では史上初めて米ケーブルテレビ局「HBO」のPPV(ペイ・パー・ビュー)で放送されることが決まった。世界王座奪取から4戦連続でメキシコ人を下した実績が評価される中、メキシコの最強挑戦者を迎え撃つ一戦。メーンでメキシコ人スーパースターの元スーパーウエルター級統一王者サウル・アルバレス(25)が登場する“メキシコ祭り”で、一撃必殺の“ボンバーレフト”をさく裂させる。

 5度目の防衛戦を控え「楽しみです。わくわくしています」と声を弾ませる三浦に、大きなステップアップのチャンスが巡ってきた。過去に日本人選手の試合がHBOで無料中継されることはあったが、視聴者が「金を払ってでも見たい」と思う有料放送に組み込まれるのは今回が初めて。世界戦4試合連続でメキシコ人に勝利した経歴を持つ“キラー”の相手に過去最強のメキシコ選手が用意されたマッチメークが評価され、三浦の存在が本場でも認められた。

 メーンは4階級制覇王者ミゲール・コット(プエルトリコ)と元スーパーウエルター級統一王者アルバレスのWBC世界ミドル級タイトルマッチ。チケットは最高2000ドル(約25万円)で売りに出され、完売した。59・99ドル(約7500円)のPPVも100万件以上の売り上げを見込む関係者がいるほど注目が集まる中、セミファイナルに出陣する三浦が強烈なインパクトを残せば、本場・米国での次のファイトにもつながっていく。

 元6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)もかつてはメキシカン・キラーとして名を上げ、ラスベガスのメーンイベンターにまでのし上がった。今後の戦いぶりでは、スターの階段が待つ扉の前に立った三浦が「第二のパッキャオ」になることも夢ではない。

 18日に試合会場となるホテルで一般公開された世界戦のイベント。「アサシン(暗殺者)」と紹介されると、三浦は「俺の強いパンチが当たれば倒れる」と言い切った。その後の練習では同じ帝拳所属で日本から応援に訪れたWBC世界バンタム級王者・山中が見守り、元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)からも激励された。三浦は「打ち合いができればいい」と意気込んだ。

 ▽PPV 料金を支払いテレビで番組を視聴するシステム。米国では格闘技の売り上げが大半を占め、ボクシングはHBO、SHOWTIMEの2局が大手。今年5月の5階級制覇王者メイウェザー―元6階級制覇王者パッキャオによる“世紀の一戦”は視聴料100ドル(約1万2000円)で440万件を売り上げたとされる。

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