大毅、第二の人生は“旅人”「世界回って新しい夢見つけられれば」

帰国した亀田大毅

　ボクサーから旅人になる。ボクシングの元世界２階級王者・亀田大毅（２６）が成田空港着の航空機で帰国した。昨年６月に発症した左目網膜剥離のため引退を決断。「最高のボクシング人生。亀田大毅としては完璧だった」と振り返り、今後については「世界を回って新しい夢を見つけられれば」と語った。

　９月の再起戦は判定で敗れたが、引退は試合前に決めていたという。「リングに上がるのが少し怖かった。その時点でボクサーではなかった」。引退表明のタイミングにニューヨークで結婚式を挙げた。その際に演奏してもらった西川悟平氏は病気のため現在は指７本しか動かせないが、国内外で活躍するピアニスト。「一緒に過ごして世界は広いと思った」と刺激を受け「いろんなことをしたいし、本もいっぱい読みたい」と第二の人生に思いをはせた。