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興毅 持ち味のアウトボクシング封印され…見せ場なく引退

[ 2015年10月17日 12:30 ]

 ボクシングのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦が16日(日本時間17日)、米シカゴのUICパビリオンで行われ、挑戦者の同級2位・亀田興毅(28=亀田)は王者・河野公平(34=渡辺)に3―0で判定負けし、日本初の4階級制覇はならなかった。2010年3月のポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)戦以来となるプロ2敗目。試合後「きれいさっぱりやめる。ボクシングはオレの人生の一つだが、すべてではない」と現役引退を表明した。

 興毅は持ち味のアウトボクシングを封印された。見せ場をつくれず、日本選手に初めて黒星を喫した。

 亀田3兄弟は日本で試合が行えなくなり、海外に活路を求めた。だが、今年、三男・亀田和はマクドネル(英国)との2度の世界戦で敗れ、次男・亀田大も復帰戦を落としている。亀田興は長男として3兄弟の存在感を取り戻すことができず、リングを去ることになった。(共同)

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2015年10月17日のニュース