興毅、王者・河野のＫＯ宣言に冷笑「絶対に無理」

４階級制覇を狙う亀田興毅

ＷＢＡ世界スーパーフライ級タイトルマッチ 王者・河野公平ＶＳ同級２位・亀田興毅

（10月16日 米シカゴ・ＵＩＣパビリオン）
　２度目の防衛を目指す王者の河野公平（３４）と、日本初の４階級制覇を狙う同級２位の亀田興毅（２８）が１３日、シカゴ市内で練習を公開。早くも舌戦が始まった。

　１０日に現地入りした河野はミット打ちなどを入念に行い「歴史的勝利を手に入れる。それもＫＯで」と高らかにＫＯ勝利を宣言。好物の餅とアイスを食べながら、減量はリミットまであと７００グラムと順調で「亀田選手を上回る要素であるスタミナ、手数を最大限に活用したい。しかるべきタイミングで、しかるべき場所に一発当たれば倒す自信はある」と胸を張った。

　その後練習した興毅は河野の発言を伝え聞いて「ＫＯは絶対に無理」と冷笑しながら断言。「どうぞ、手数とスタミナは譲ります。試合の勝ちにはつながらんけど」と加えた。９月上旬に米国入りし、ラスベガスで練習してきた。「練習以外何もすることあらへん環境で、集中できて有意義やった。バンタム級から１階級下げたのに何の苦労もない。こんなにコンディションがええのは今までにない」と余裕の表情だった。