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八重樫 再起2戦目は納得のKO!世界王座奪還へ弾み

[ 2015年8月21日 05:30 ]

サイド・サイド(左下)をKOした八重樫

フライ級ノンタイトル10回戦 ○八重樫東 3回1分10秒KO サイド・サイド●

(8月20日 後楽園ホール)
 ボクシングのフライ級ノンタイトル10回戦が後楽園ホールで行われ、元世界2階級王者・八重樫東がインドネシア人のサイド・サイドを相手に3回1分10秒でKO勝ちを収めた。昨年の世界戦2連敗からの再起2戦目は“右ストレート一発”で完勝。今後はライトフライ級からスーパーフライ級までの3階級に視野を広げて世界王座奪還を目指す。

 八重樫にとっては2年7カ月ぶりの後楽園ホール。インドネシア人を相手にした再起2戦目のゴングが鳴ると同時に観戦する長男・圭太郎君(9)、長女・志のぶちゃん(4)、次女・一永(ひとえ)ちゃん(1)からの「お父ちゃ~ん」という声が響いた。そんな中で迎えた3回1分10秒。右ストレート一発で勝負を決めて「しっかり倒せて良かった」と納得の表情だ。

 終了後には3人の子供がリングに上がり、長男から「格好良かった」と言葉をもらった。その場は笑顔だったが、控室では「今までは大きな会場で子供の声は聞こえなかったけど、今回は狭いのでだだ聞こえ。“お父ちゃん仕事中だよ”と思ってた」と苦笑い。今後は「年も年。あるチャンスに飛びつく」とスーパーフライ、フライ、ライトフライの各階級を視野に世界を見据え、大橋会長も「次は12月に世界戦。本人はライトフライと言ってるので、やらせてあげたい」と断言した。

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