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赤穂 5分も持たず失神KO…日本人未勝利の“鬼門”で悔し涙

[ 2015年8月8日 05:30 ]

プンルアン・ソーシンユーに2回KO負けし、王座獲得に失敗した赤穂亮

WBO世界バンタム級王座決定戦12回戦 ●同級1位・赤穂亮(29横浜光) 2回1分8秒 ○同級2位プンルアン・ソーシンユー(27タイ)

(8月7日 タイ・ラチャブリ)
 ボクシングのWBOバンタム級王座決定戦がタイのラチャブリで行われ、自身2度目の世界戦に挑んだ赤穂亮が元王者のプンルアン・ソーシンユーに2回1分8秒でKO負けした。

 ロープ際で組み合ってバランスを乱したところに強烈なパンチを顔面に受け、リングに崩れ落ちた。5分も持たずに失神KOに終わり、「記憶をなくしたのは初めて。自分の実力がなかった。この俺が倒されるんだから強いんでしょうね」と控室で悔し涙を流した。日本ボクシングコミッション公認のタイでの世界戦で日本選手は勝てない。初の海外での世界戦となった赤穂もジンクスを破れず、これで通算19敗1分けとなった。

 12年にはWBCスーパーフライ級王者の佐藤洋太に判定負けした29歳。「その時よりは気持ちいいよ」とすがすがしさを見せつつ、進退について「これから考えます」とだけ述べた。

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