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井上尚弥の弟・拓真「KO狙う」 プロ初の後楽園で勝利に自信

[ 2015年7月6日 05:30 ]

前日計量をパスした井上拓真は、対戦者のヘラルド(左奥)の目の前でガッツポーズ

東洋太平洋スーパーフライ級王座決定戦 同級1位井上拓真(4勝1KO)―同級2位マーク・アンソニー・ヘラルド(31勝14KO5敗3分け)

(7月6日 後楽園ホール)
 前日計量が5日に都内で行われ、初めてタイトル戦に挑む井上拓真は200グラムアンダーの51・9キロ、ヘラルドはリミットいっぱいの52・1キロでパスした。

 拓真がプロ5戦目で東洋王座を奪取すれば、兄のWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(22=大橋)に並ぶ国内2位のスピード記録。従来から2階級アップしての調整も順調で「今までで一番いい状態に仕上がった。筋肉もパンチ力も前よりついていると思う」と自信を示した。

 聖地・後楽園ホールでの試合はプロでは初。初のメーンにも「お客さんとの距離感も近い。その雰囲気を楽しんでやりたい」と緊張した様子はない。兄と並ぶ6戦目での世界王座へ“通過点”となる試合だけに「取りあえず勝ちに徹して、流れの中でKOを狙いたい」と抱負を口にしていた。

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2015年7月6日のニュース