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恒成、スピード戴冠の次なる目標は…合コン? 最速王座から一夜

[ 2015年6月1日 05:30 ]

国内最速の世界王座獲得を報じた31日付本紙大阪版を手に笑顔の田中

 国内最速のプロ5戦目で世界王座を獲得したWBO世界ミニマム級王者の田中恒成(19=畑中)が激闘から一夜明け、愛知県春日井市であらためて喜びを語った。右まぶたを腫らし、酷使した右足も筋肉痛だという。「まだ実感ないです。多分このまま実感が湧かないような気がします」。緊張から解放され、独特のほんわかムードを漂わせた。

 次戦は防衛戦が有力で、畑中清詞会長は「名古屋でやりたい」と話した。注目されるIBF王者・高山勝成(32=仲里)との統一戦はそれぞれの指名試合をクリアし、環境が整えば検討する方針だ。

 スピード戴冠の次の目標はキャンパスライフの充実だ。昨春に中京大に進学したが、岐阜・中京高時代と変わらぬボクシング漬けの日々。夢の世界ベルトを巻き、今後は勉学にも力を入れ、交遊の場も広げていく。「合コン?(ボクシングの)練習は夜なので…。あまり考えたことはないけど1回ぐらいはそんな機会があってもいいかな」。6月15日に20歳。世界王座とは違って遅めの合コンデビューながら、ここでも自慢のフットワークとハンドスピードを発揮したい。

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2015年6月1日のニュース