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興毅 4階級制覇へ 河野“ボコる” 7月米国でタイトル戦

[ 2015年5月16日 05:30 ]

リング上でファイティングポーズを取る亀田興毅

 ボクシングのWBA世界スーパーフライ級2位・亀田興毅(28=亀田)が15日、都内で7月中の米国開催で合意した王者・河野公平(34=ワタナベ)とのタイトルマッチに向け「前出てきたら思い切りカウンター入れるよ。出てこなかったら俺が出て行くだけ。ボコボコや。(河野は)気がついたら天井のライトを見てるよ」と吠えた。

 前戦から約6カ月間隔が空いたが「ちゃんと体つくってますよ」と準備万端だ。前哨戦は昨年11月のシカゴでのノンタイトル戦。対戦相手の決定は試合の2週間前だった。カードは前座の前に組まれ「入場した瞬間お客さんゼロ」に目を疑った。おなじみの入場曲バーニングハートのCDをスタッフに渡したが、聴き覚えのない曲が流れる中で「早く出てこい」と呼ばれ、慌てて向かったリングでKO勝ちを収めたが、日本では1試合3000万円以上とも言われたファイトマネーがわずか1万7000ドル(約200万円)。昨年は1試合に終わり「そんなお金消えるからな、秒殺で」と厳しい現状を訴えた。

 国内で試合ができない中、モチベーションが唯一の支えとなっている。日本人初の4階級制覇へ「チーズチャンピオン(穴だらけの王者)って言われてるけど、決してそんなに弱い選手ちゃう」と王者を持ち上げつつ、最後は「普通に戦ったら普通に倒れてると思う」と勝利宣言で締めくくった。

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2015年5月16日のニュース