長谷川穂積、勝利から一夜明け「後悔のない選択をしたい」

９日のフェザー級ノンタイトル１０回戦で勝ち名乗りを受ける長谷川穂積（中央）

　約１年ぶりの再起戦となった９日のフェザー級ノンタイトル１０回戦で勝利を飾った元世界２階級王者の長谷川穂積（３４＝真正）が１０日、自身のブログを更新。約１年ぶりだった試合を終えた心境とともに、あらためて“今後”についてつづった。

　長谷川は「勝利を味わうのは２０ヶ月ぶりのことです苦笑　改めてたくさんの声援、ありがとうございました」とファンに感謝。「一年ぶりの試合、左肘、直前の足首の状態など不安要素ばかりで、トレーニングも自分の戦い方がわからなく過去最低のコンデションでしたが無事に勝ててよかったです」と振り返った。

　２９戦無敗の強打者オラシオ・ガルシア（２４＝メキシコ）を３―０の判定で下した。昨年４月、ＩＢＦ世界スーパーバンタム級王者キコ・マルチネス（スペイン）に３度ダウンを奪われ７回ＴＫＯ負けを喫してから１年、その健在ぶりを示した。

　だが、次戦は白紙。去就に注目が集まる中、長谷川は今後について「先のことは何も考えてなかったので、まずは足首の治療に専念しながら後悔のない選択をしたいと思う」とし「あの日あの空間で戦えたことは自分にとって一生の宝物です」とつづっている。