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粟生 2回TKO負け、日本人3人目の3階級制覇ならず

[ 2015年5月2日 12:30 ]

2回、ベルトランの右フックでダウンを喫した粟生(AP)

 ボクシングのWBO世界ライト級王座決定戦が1日(日本時間2日)、米ネバダ州ラスベガスで行われ、同級1位の粟生隆寛(31=帝拳)が同4位のレイムンド・ベルトラン(33=メキシコ)に2回1分29秒TKO負け。日本人3人目の3階級制覇はならなかった。

 約2年半ぶりの世界戦となった粟生は1回からコーナーに押し込まれるなど劣勢となり、2回開始直後に相手の右フックを顔面に浴びてダウン。立ち上がった後も攻撃を食らい、最後は相手の左フックを頬にもらったところでレフェリーが試合を止めた。

 前日計量ではベルトランが1回目でリミットを450グラム上回り、再計量でも180グラムオーバーでリミットをパスできず。規程によって粟生が勝てば新王者となるはずだったが、ベルトランの勝利により王座は空位となった。

 粟生は2009年にWBCフェザー級、10年に同スーパーフェザー級王座を獲得しており、勝てば日本人では亀田興毅、井岡一翔に続く3階級制覇だった。

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