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世界王者・井上尚弥の弟「拓真」 5戦目で東洋太平洋に挑戦

[ 2015年4月8日 05:30 ]

兄・井上尚弥(右)と同じプロ5戦目での東洋太平洋挑戦が決まった弟・拓真

 ボクシングの大橋ジムはWBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥の弟・拓真(19)がプロ5戦目で東洋太平洋スーパーフライ級王座決定戦に出場すると発表した。

 同級3位の拓真は7月6日に東京・後楽園ホールで同級2位のマーク・アンソニー・ヘラルド(23=フィリピン)と対戦する。5戦目で王座獲得に成功すれば、尚弥に並ぶ国内2位のスピード記録となる。

 横浜市内で会見した拓真は「兄はここでしっかり結果を出している。自分も負けられない」と兄に対してライバル心をのぞかせた。尚弥より技術面ではやや見劣りするものの、体の強さは勝るとも言われており「攻撃的な部分と気の強さを見てもらいたい」とアピールした。

 現在、国内では日本か東洋太平洋王座を獲得しないと世界挑戦できない。今回王座奪取に成功すれば、兄と同じ6戦目での世界王座挑戦の夢も膨らむだけに「世界につながる大事な一戦」と位置づけている。

 過去4戦は兄の前座だったが、今回は初のメーン。「お客さんを楽しませるボクシングをしたい。KOにこだわりたい」と強気に語った。

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2015年4月8日のニュース