ロマゴン　八重樫に敬意「今まで戦った中で一番強かった」

８回、ゴンサレス（右）の右ストレートを食らう八重樫

プロボクシング　ＷＢＣ世界フライ級タイトルマッチ１２回戦 同級１位ローマン・ゴンサレス　ＴＫＯ９回２分２４秒　王者・八重樫東

（9月5日 東京・代々木第２体育館）
　ゴンサレスは圧倒的な強さで９回２分２４秒ＴＫＯ勝ちを収めた。

　最後は左フックでふらつかせた後のラッシュで仕留め「八重樫はパワフルでコンディションの良さを感じた。ただ、私の方が効くパンチを出した」と涼しい顔で試合を振り返った。これで４０戦無敗。軽量級で驚異の３４ＫＯだ。まるで死角がない男は当たり前のような顔で３階級制覇を達成。「八重樫は今まで戦った中で一番強かった」。この賛辞は、挑戦を受けてくれた相手への敬意だった。