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藤本が石田に判定勝ち 異例のヘビー級8回戦

[ 2014年4月30日 22:30 ]

<ヘビー級8R 藤本京太郎・石田順裕>8R、石田(左)の顔面をとらえる藤本京太郎

 ボクシングの日本ヘビー級チャンピオンの藤本京太郎(角海老宝石)と元世界ボクシング協会(WBA)スーパーウエルター級暫定王者の石田順裕(グリーンツダ)が30日、東京・後楽園ホールでノンタイトルのヘビー級8回戦で対戦し、藤本が3―0で判定勝ちした。ジャッジは1人が1点差、2人が2点差の小差だった。

 日本ランキングではミドル級(72・5キロ以下)の38歳の石田が4階級上のヘビー級への転級を希望して実施が決まった異例の試合。石田は93・6キロ、27歳の藤本は105・5キロで計量をパスして臨んだ。前半は技術で勝る石田が距離をとり、的確に左ジャブを当てて優勢に進めたが後半に失速。大振りをせず、細かく打つ戦法に変えた藤本が盛り返した。

 勝機が十分あった石田は「勝ったと思ったけど、思った以上に体が動かなかった。思い切りやって楽しかった」と晴れ晴れとした表情で話した。敗れた場合は王座陥落だった藤本は「強かった。パンチも痛かった」と語った。

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2014年4月30日のニュース