和毅 V2戦は5・10メキシコ開催濃厚 TBSは中継せず

[ 2014年4月14日 05:30 ]

亀田和毅

 事実上の国外追放処分を受けているWBO世界バンタム級王者の亀田3兄弟の三男・和毅(22=亀田)が同級1位のプンルアン・ソーシンユー(25=タイ)と対戦する2度目の防衛戦は、5月10日にメキシコで開催されることが濃厚になった。これまで世界戦を放送してきたTBSは今回に関しては中継を見送る方針を固めた。

 昨年12月のIBF世界戦で、次男・大毅が負けて王座保持となった問題で、日本ボクシングコミッション(JBC)は亀田ジムの会長とマネジャーのライセンス更新を認めず、和毅ら3兄弟は国内では試合ができない状況になっていた。亀田ジムは処分撤回を求めて再審議を請求。JBCは正式発表はしていないが、請求を却下することが濃厚だ。

 プンルアンとの指名試合の期限が迫っていた和毅は、次期防衛戦の国内開催を早々と断念していた。「世界に行って認めてもらうのが俺の夢。今回はいいチャンスやと思ってる」と話し、米国なども開催地の候補として、海外のプロモーターらと話を進めてきた。その中で、15歳から単身武者修行し、キャリア29戦中16戦を行っている第二の故郷のメキシコでの開催に落ち着いたもよう。海外メディアも5月10日の開催を報じた。

 TBSはこれまで3兄弟の試合を放送してきたが、同局の関係者は「今回は難しい」と話し、世界戦では初めて放送を見送る方針だ。JBCの処分は国内での活動を制限するものだが、国外だからといって、これまで通り中継するのは道義的な問題がある。昨年は和毅のフィリピン、興毅の韓国での世界戦も放送したがメキシコは時差の問題も絡んでくるだけに放送はより困難な状況だった。

 良くも悪くも注目を力に変えてきた亀田家にとって、海外の上にお茶の間からの応援すらない今回の試合は厳しいものとなりそうだ。和毅は現在、プンルアン戦へ向け米マイアミで合宿中。JBC内には「選手は国内で試合ができるようにしてやりたい」という声もあり、今後は国内での活動の道が開ける可能性もある。そのためにも批判的な意見を封じるような、結果と内容が問われる重要な一戦となる。

続きを表示

「ボクシング」特集記事

「アントニオ猪木」特集記事

2014年4月14日のニュース