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30歳王者・高山 高校入学式で決意新た「両立したい」

[ 2014年4月8日 05:30 ]

私立菊華高校の入学式に出席した、ボクシング世界王者の高山勝成選手(中央)

ダブル世界戦IBF世界ミニマム級タイトルマッチ 王者・高山勝成VS同級10位・小野心

(7月7日 ボディメーカーコロシアム)
 文武両道だ。5月7日に2度目の防衛戦を控える高山が7日、名古屋市守山区で愛知・菊華高の入学式に出席した。10代の同級生322人と一緒に節目を迎え「凄くうれしい。新たに学んだこともボクシングにつなげたい」と胸を高鳴らせた。

 中学卒業後は高校に進学せず、プロの世界に飛び込んだ。約10年前に学び直す機会を探したが、05年4月に世界初挑戦でWBC王座を獲得し、学業を断念した。昨年3月にメキシコで現王座を獲得し、今回も両立を迫られる状況は同じ。しかし海外武者修行でチャレンジ精神を培った。「海外では困難の連続。今は国内で何も不自由なくボクシングできる。ベストを尽くして両立したい」。大阪から新幹線通学や短期のホテル住まいも視野に、将来は教員免許を取得して指導者になる、という夢もある。若い同窓生との交流も楽しみの一つ。「文化祭や体育祭も参加したい。部活動でも競技にかかわらずにアドバイスしたいし、僕も吸収したい」。専門的な体育授業があるスポーツアクトコースで学ぶという。

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2014年4月8日のニュース