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健介引退「負けてうれしかった」 弟子の中嶋に敗れ決意

[ 2014年2月14日 05:30 ]

スノーボードに乗るまねをする健介に「調子に乗るな」とばかりに耳をつかむ北斗

 ダイヤモンド・リングの佐々木健介(47)が13日、都内のホテルで現役引退会見を行った。11日の後楽園大会で弟子の中嶋勝彦(25)に原爆固めでフォール負けして引退を決意。

 「負けたとき、うれしかった。今まで負けてうれしかったということはない。プロレスラー佐々木健介は終わったなと思った」と現役を退くことを決めた。試合前には愛妻の北斗晶(46)と「初めてやった」というハグをして中嶋戦に臨んだという。それだけ師弟対決への思いは強かった。引退試合やセレモニーはしない。

 今後については「今までやってないことにチャレンジしていきたい」と話し、「五輪を見ていたら、10代の選手が頑張って、楽しそうにやっているのを見て、自分もやりたくなった」とまさかのスノーボード挑戦を表明して会場の笑いを誘った。会見に同席した妻でダイヤモンド・リング社長の北斗晶は「体を痛めながら28年間やってきたのであとは好きに思う存分生きてほしい」と頬にねぎらいのキスをしていた。ただ、スノボの挑戦については「聞いていてびっくり。何でも好きにしてとは言ったけど」とあきれ顔だった。

 ◆佐々木 健介(ささき・けんすけ)1966年(昭41)8月4日、福岡市出身の47歳。85年6月ジャパンプロレス入門。86年2月に全日本でデビュー。87年に新日本入りし、03年フリーに転身。08年にGHCヘビー級王者となり、IWGPヘビ ー級、3冠ヘビー級と合わせ史上初めて国内3大メジャータイトルを獲得した。家族は元女子レスラーの北斗晶夫人と2男。1メートル80、115キロ。

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