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亀田ジム活動停止に 会長、マネジャーの資格剥奪

[ 2014年2月7日 16:29 ]

会見するJBC・秋山弘志理事長

 日本ボクシングコミッション(JBC)は7日、都内で記者会見し、国際ボクシング連盟(IBF)スーパーフライ級の亀田大毅(亀田)が昨年12月の統一戦で敗れながら王座を保持した問題で混乱を招いたとして、亀田ジムの吉井慎次会長と嶋聡マネジャーのライセンス更新を認めないと発表した。事実上の資格剥奪となる。

 亀田ジムは活動停止状態となり、興毅、大毅、和毅の兄弟3選手が国内で試合をするためには、新たに会長、マネジャーを置くか、他ジムへの移籍などの措置が必要になる。亀田ジムは1月末に世田谷区に移転しており、春にオープン予定の新ジムの営業にも大きな支障が出てくる。

 亀田ジム代理人の北村晴男弁護士は徹底抗戦の構えを見せており、再審議を要請した上で処分が覆らない場合、「訴訟において同処分の違法性を主張し、その効力を争うほかない」としている。

 今回の騒動の発端は対戦相手のソリス(ベネズエラ)が体重超過で失格となり、IBFは亀田大が敗れた場合に王座は空位になると発表したが、試合後に見解を一転させたこと。亀田側は前日のルール会議で「勝敗に関係なく王座保持」と決定したと主張。JBCは、亀田側が発表とは異なる“決定事項”を事前に知っていながら、公表しなかった点を問題視した。

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