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内山、歴代4位の8度目防衛 金子の挑戦を判定で退ける

[ 2013年12月31日 21:36 ]

<WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ>12回、10回にまさかのダウンを喫した内山は必死の反撃。金子をダウン寸前に追い込む

 ボクシングのダブル世界戦は31日、東京・大田区総合体育館で行われ、WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(34=ワタナベ)は同級4位の金子大樹(25=横浜光)に3―0で判定勝ちし、8度目の防衛に成功した。8連続防衛は日本歴代4位。

 3年連続となる大みそか興行のメーンイベント。日本王座を4度防衛し、6連続KOと勢いに乗る金子を退け、貫禄を示した。序盤から左のボディーやアッパー、左右のコンビネーションを的確に当ててポイントを積み重ねると、10回にはダウンを喫し「びっくりした」と言いながらも、11、12回に左右の強打で金子をぐらつかせる底力を示した。

 前回の防衛戦から約8カ月。なかなか試合が決まらない中、はやる気持ちを抑えながら地道に練習を重ねてきた。「金子選手は強かった。世界チャンピオンは僕の方だけど、いい経験をさせてもらった」と称えた内山。その強さを見せつけて1年を締めくくった。

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