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宮崎 流血乗り越え王座統一 小差判定で暫定王者を下す

[ 2013年9月11日 21:40 ]

11回、血まみれになりながらシルベストレと打ち合う宮崎

プロボクシング WBA世界ミニマム級王座統一戦12回戦 王者・宮崎亮 判定 暫定王者ヘスス・シルベストレ

(9月11日 大阪・ボディメーカーコロシアム)
 プロボクシングのWBA世界ミニマム級王座統一戦は11日、大阪・ボディメーカーコロシアムで行われ、正規王者の宮崎亮(25-井岡)が暫定王者のヘスス・シルベストレ(23=メキシコ)を小差の2―0判定で下し、王座統一と2度目の防衛に成功した。宮崎の通算戦績は20勝11KO3分け。

 勝負の行方は判定に持ち込まれた。114―114、115―114、115―113。小差ながら、両目を大きく腫れ上がらせた宮崎が勝者としてコールされた。

 2回、偶然のバッティングで左まぶたを大きくカット。出血が激しく、視界が狭まったが、接近戦で左アッパー、左フックを決めてポイントを稼いだ。10回にも偶然のバッティングで右目尻を切った。両目は腫れ上がったが、最後まで集中力を切らさずに戦い抜いた。

 減量苦を抱える宮崎は今回の王座統一を区切りに王座を返上し、1階級上のライトフライ級に階級を上げる見通し。年末に2階級制覇挑戦の可能性が出てきた。

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