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井岡 “卒業試験”一発回答だ!「ゴーサインが出るような内容で勝ちたい」

[ 2013年9月11日 06:00 ]

調印式を終え、ファイティングポーズの(左から)シルベストレ、宮崎亮、井岡一翔、クワンタイ

ダブル世界戦 WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ 井岡一翔―クワンタイ・シスモーゼン

(9月11日 大阪・ボディメーカーコロシアム)
 ダブル世界戦の前日計量が10日、大阪市内で行われ、出場4選手すべて一発クリアした。王者・井岡は完璧な内容での勝利を力強く宣言。この試合で年末のフライ級進出の可否を判断するという父の一法会長に満点回答を突きつける。

 黒基調のトレーニングウエアに映える赤髪をなびかせた井岡が言葉でも、存在感を際立たせた。

 「毎試合、通過点と考えている。3階級制覇を見据えて、やってきた。(年末の次戦で)3階級挑戦にゴーサインが出るような内容で勝ちたい」

 陣営は年末に今年3試合目を組む方針。そこでフライ級進出のプランがある。一法会長は「今回の内容次第。納得できれば(フライ級挑戦の)チャンスをもらいにいく」と明言している。V2戦はライトフライ級の「卒業試験」だ。

 計量も難なくパスした。4選手で最初に計量器に上り、48・9キロのリミットちょうど。写真撮影に応じた後は胃腸をいたわるシジミのスープ、キウイやバナナなどのフルーツで飢えと渇きを癒やした。夜はハンバーグなど食べごたえのあるものを口にした。それでもスピードを鈍らせないよう増量は約4キロにとどめた。

 日本人の世界王者は史上最多の11人を数える。「自分がボクシング界を引っ張っていく気持ちはある。今までで一番強い井岡一翔を見せます」とインパクトのある勝利に意欲を見せた。

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2013年9月11日のニュース