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江藤 判定で新王者 WBA世界フライ級暫定タイトルマッチ

[ 2013年8月1日 19:07 ]

WBAフライ級暫定新王者となり、ポーズをとる江藤光喜

 世界ボクシング協会(WBA)フライ級暫定タイトルマッチ12回戦が1日、バンコクで行われ、同級7位の江藤光喜(白井・具志堅スポーツ)が暫定王者のコンパヤック・ポープラムック(タイ)に114―113、114―113、116―111の3―0で判定勝ちした。

 日本男子選手はこれまで1分け17敗だったタイでの世界戦初勝利。元世界王者で所属ジムの具志堅用高会長が育てた初の男子世界王者となった。WBAフライ級は正規王者としてフアンカルロス・レベコ(アルゼンチン)がいる。日本ボクシングコミッションは、乱立するWBA暫定王者について「正当な理由がない限り認めない」方針で、江藤を国内で王者として認めるかは今後検討するとしている。

 25歳の江藤は中盤をやや優位に進められたが、終盤に反撃。12回にはダウンを奪った。戦績は17戦14勝(10KO)2敗1分け。元世界ボクシング評議会(WBC)ライトフライ級王者で31歳のコンパヤックは、初防衛に失敗した。

 ◆江藤 光喜(えとう・こうき)08年8月プロデビュー。戦績は17戦14勝(10KO)2敗1分け。沖縄県出身。25歳。

 ▼江藤光喜の話 技術は関係なしに最後まで諦めないと思った。タイの試合を一度経験しているのでそれがよかった。絶対(正規の)世界王者になってみせる。支えてくれた関係者の一人一人にお礼を言いたい。

 ▼具志堅用高会長の話 うれしいなあ。涙が出そうです。よっぽどでないと勝てないので1回から飛ばせとアドバイスしていた。敵地で勝つのはすごい。正規王者に挑戦させたい。この調子ならどこの国でやっても大丈夫。(共同)

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