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和毅 王者の挑発完全無視「格好だけ」確固たる自信見せた

[ 2013年7月31日 06:00 ]

調印式での写真撮影で、和毅(右)の喉をつかんで挑発する王者アンブンダ

WBO世界バンタム級タイトルマッチ 王者パウルス・アンブンダ―同級5位 亀田和毅

(8月1日 フィリピン・セブ市)
 WBO世界バンタム級タイトルマッチの調印式が30日、フィリピン・セブ島のホテルで行われ、世界初挑戦する亀田3兄弟の三男・和毅は王者アンブンダから挑発を受けたが、完全無視した。

 亀田家のお家芸の挑発パフォーマンス。仕掛けたのは王者の方だった。ナミビアの軍隊にも所属する32歳はマイクを握ると「俺はアフリカから来たライオンだ。赤ん坊に世界の厳しさを教えてやる」と22歳の和毅に向かって吠えた。写真撮影でカメラマンがにらみ合うポーズを求めると、和毅の顎にパンチを入れるふりをし、さらには喉に手をかけた。無敗の5階級制覇王者メイウェザー(米国)をまねたパフォーマンスで王者の力を誇示しようとした。

 そんな数々の挑発行為にも、和毅は一切動じることはなかった。「(喉輪は)力は入ってない。格好だけ。やりながら泣きそうな顔してたで」と強がる王者を切り捨て「子供のケンカじゃない。リングの上でどっちが強いか決めたらいい」と受け流した。「今回は集中している。全てが完璧」。減量もあと200グラム。挑発に乗らなかったのは、確固たる自信の表れだ。

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2013年7月31日のニュース