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アントニオ猪木氏、参院選出馬表明「元気を日本のために」

[ 2013年6月5日 17:09 ]

日本維新の会からの参院選出馬を正式表明し、記者会見で気勢を上げるアントニオ猪木氏。左は石原共同代表

 元プロレスラーのアントニオ猪木氏(70)=本名・猪木寛至=は5日、国会内で記者会見し、日本維新の会から夏の参院選に比例代表で立候補すると正式表明した。「『猪木の元気』の賞味期限が切れないうちに、日本のために何かできたらいい」と述べた。

 日本維新は、共同代表の橋下徹大阪市長による従軍慰安婦発言などで逆風にさらされている。全国にファンを持ち、国政経験もある猪木氏を目玉候補に据え、党勢を回復したい考えだ。

 会見で猪木氏は、独自に築いた北朝鮮とのパイプに触れ、外交分野への意欲を強調。日本人拉致問題に関し「話し合いなくして解決できない」と語り、自身の経験や人脈を解決に役立てたいとの考えを示した。

 同席した石原慎太郎共同代表は「強いパートナーが現れた。党のためにも、国家のためにもありがたい」と述べた。

 猪木氏は1989年の参院選でスポーツ平和党(当時)から出馬し、初当選。湾岸危機の際にはイラクに渡り、日本人人質の解放に努めた。

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