井岡挑戦者のウィサヌ　自信満々「ボクシングを教えてやる」

ＷＢＡライトフライ級世界戦に向け、公開練習するウィサヌ・ゴーキャットジム

ＷＢＡ世界ライトフライ級タイトルマッチ 王者・井岡一翔―同級２位・ウィサヌ・ゴーキャットジム　

（5月8日 大阪・ボディメーカーコロシアム）
　井岡に挑戦するウィサヌが３日、大阪市内のジムで練習を公開した。今回が初来日で世界初挑戦ながら、４３戦のキャリアを誇るだけに自信満々だ。

　「いろんな選手と対戦してリング経験は豊富。井岡にボクシングを教えてやる」

　この日の公開練習ではミット打ちなど約２０分間の軽め。小気味いいステップからの鋭い連打でジム内に乾いた音を響き渡らせた。最後に左胸のジョーカー、左肩の獅子、下腹部の般若のタトゥーも披露した挑戦者は上機嫌。「試合展開がどうなるかわからないが、井岡が逃げずに打ち合いになれば盛り上がる」と挑発した。

　見届けた井岡一法トレーナーは生つばを飲み込んだ。「計量前の今でも左のストレートやアッパーは切れてる。試合当日はもっと切れるはず」。王者陣営はこれまでサウスポー対策に自信を示すも、ここにきて警戒警報発令だ。