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村田「金メダルはおいしいエサ」 16日プロテスト、フジで生中継

[ 2013年4月12日 14:48 ]

プロ転向を正式表明し、会見でポーズを決める村田諒太

 ボクシングのロンドン五輪男子ミドル級金メダリストの村田諒太(27)が12日、東京都内で会見し、プロ転向を表明。「世界チャンピオンを目指します」と目標を語った。

 村田は会見で「三迫ジムに所属してプロボクシングの世界チャンピオンを目指します」と表明。三迫ジムの三迫仁志会長(79)は「感慨深い。喜ばしいこと」とコメントした。

 16日に後楽園ホールでプロテストを受け、この模様はフジテレビで生中継されることも発表された。「プロに転向する以上は金メダルはおいしいエサでしかない。挑戦する立場。全ての試合における相手がライバル」と意気込んだ。

 挑戦する階級は「プロモートしてくれる方々にお任せしたい」。帝拳プロモーションの浜田剛史氏(52)は「ミドル級チャンピオンは4人。ミドル級に限らず進んでいく予定」と説明した。

 三迫ジムはスーパーウエルター級世界王座3度獲得の輪島功一氏(69)、同級の三原正氏(58)、ライトフライ級の友利正氏(53)の3人の世界王者を輩出。村田の前に五輪で金メダルを獲得した、1964年東京五輪バンタム級金メダリストの桜井孝雄さん(故人)もプロ転向後に同ジムに所属した。

 ▼三迫仁志・三迫ジム会長の話 非常に感慨深い。彼のプロとしての挑戦や、世界への挑戦を三迫ジムとして支え、チャンピオンになるまでに育て上げることに喜びを覚えるとともに、日本ボクシング界の宝を預かるという重い責任を感じている。

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