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佐藤 敵地タイでの防衛戦へ秘密兵器「足袋靴」用意

[ 2013年4月12日 06:00 ]

タイ対策で足袋シューズを用意した佐藤洋太

WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ 佐藤洋太(29=協栄)―シーサケット・ソールンビサイ(26=タイ)

(5月3日 タイ)
 敵地タイで3度目の防衛戦に臨むWBC世界スーパーフライ級王者の佐藤洋太が、タイ対策の秘密兵器「足袋靴」を用意した。

 暑いタイでは試合中に選手が大量の水を頭からかぶるため、リングは濡れていることが多い。不慣れな日本人への嫌がらせで、さらに水浸しにしてくることも考えられる。滑りにくいリングシューズを発注したが、対応不可能な事態に備えて「足袋靴」を作業服専門店のワークマンで980円で購入した。

 値段は安いが、佐藤にとっては心強い味方だ。「足袋靴」は悪天候の中でも足場の悪い場所で働く大工や作業員が身の危険を守るために履く商品で、靴底は滑りにくい素材のアメゴムを使用。見た目は決して格好良くないが、機能性は高い。さらに商品名は「建さん」。頼りがいのある名前だ。

 既に練習でテストし「大丈夫です」とメドがついた。日本人のタイでの世界戦は0勝16敗1分け。鬼門突破へ向けて「タイでは嫌がらせを受けるもの。あらゆることを想定しておく」と準備にぬかりなかった。

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2013年4月12日のニュース