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五十嵐ガックリ 両目まぶた切り持ち味生かせず

[ 2013年4月9日 06:00 ]

防衛に失敗しガックリの五十嵐

WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦 ○同級6位 八重樫東 判定 同級王者 五十嵐俊幸●

(4月8日 東京・両国国技館)
 五十嵐はリングを引き揚げる際に栄子夫人(39)と長男・比呂くん(2)を抱き寄せ「ごめんね」と下を向いてつぶやいた。接近戦を挑んでくる八重樫にペースを乱され、5回に偶然のバッティングで右目上を切り、6回には左目上もカット。持ち味であるアウトボクシングを発揮できなかった。

 「最後は目をつぶっているみたいだった。単純に八重樫さんが強かった」。自らの注目度を上げるために対戦相手に指名した八重樫の執念の前に2度目の防衛は夢と消えた。「また王者に返り咲けるように強くなる」と敗者は再起を誓っていた。

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2013年4月9日のニュース