内山 5月にV7戦、大田区から本場米国ビッグマッチ実現アピール

[ 2013年3月12日 06:00 ]

ベルトを肩に笑顔の内山高志(左)と河野公平

 ボクシングのワタナベジムは11日、大田区役所で会見し、5月6日に大田区総合体育館でダブル世界戦を行うと発表した。7度目の防衛戦となるWBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(33=ワタナベ)は同じく無敗の同級10位ハイデル・パーラ(30=ベネズエラ)を迎え撃つ。初防衛戦のWBA世界スーパーフライ級王者の河野公平(32=ワタナベ)は指名試合で暫定王者リボリオ・ソリス(30=ベネズエラ)と対戦する。

 7度目の防衛戦の相手が決まったが、内山に特別高ぶるような気持ちはなさそうだ。「まだ映像は見ていない。1、2ラウンド分だけ見て、タイプを頭に入れて練習するだけです」。相手は元WBA世界フライ級王者のロレンソ・パーラの弟で、ベネズエラ初の兄弟王者を狙う世界10位のハイデル。無敗を誇るが「相手は無敗のプライドがあると思うが、僕にもある」と気持ちでも負ける気はない。日本のエースにとっては、1人の挑戦者にすぎない。

 内山の視線はその先にある。「たとえやられるとしても、やりたい」。04年アテネ五輪フライ級金メダリストで、2階級制覇をしたWBA世界スーパーフェザー級暫定王者のユリオルキス・ガンボア(キューバ)との対戦をあらためて熱望した。ただ、本場米国で活躍する世界的スターとのビッグマッチ実現には依然高いハードルがある。防衛回数よりも、試合内容で評価を上げ、相手に認められなければいけない。

 そんな課題を持つ内山にとって、味方になるのがホームの声援だ。会場は昨年の大みそかに続いてジムのある品川区の隣の大田区総合体育館となった。ダウン経験のない暫定王者のバスケス(コスタリカ)を8回TKOで破ったホームアリーナは「きれいだし、お客さんも見やすいし、験もいい」と心強い会場だ。

 「海外の評価につながる勝ち方をしたい。そのためにはKOが一番。判定でも全く歯が立たないという試合をしたい」。日本のエースから世界の内山へ。大田区から、その強さを発信する。

 ▽大田区総合体育館 08年3月に閉館した大田区体育館の跡地に、12年6月開館。住所は東京都大田区東蒲田1の11の1、最寄り駅は京急梅屋敷。メーンアリーナは4887人収容。バスケットボール、バレーボールの国内トップリーグの試合を開催。昨年大みそかのトリプル世界戦が初のボクシング興行。以前の大田区体育館は72年に新日本プロレスの旗揚げ興行が行われるなどプロレス会場として有名だった。

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