アマ連盟“裏切り行為”の村田に引退勧告も会長“心変わり”

[ 2013年2月3日 06:00 ]

理事会後、村田の処分を発表した日本アマチュアボクシング連盟の山根明会長

 日本アマチュアボクシング連盟は、2日午後2時からの理事会で、ロンドン五輪金メダリストの村田諒太(27=東洋大職)に対して、過去に例のない「引退勧告」を行うことを全会一致で決めた。日本連盟の山根会長は「引退するという言葉を破って、社会人選手権に出るとか、プロに行くとか言っている。国際連盟に対する約束違反があった」と説明した。

 村田は五輪後、国際アマチュアボクシング連盟(AIBA)が独自に設立するプロ団体(APB)参加のオファーを受けていたが「引退」を理由に日本連盟を通じて断った。その後、村田は現役続行の道を選択。AIBAから再度APB参加を要請されたものの、再び辞退した。

 山根会長はかつてAIBA常務理事を務め、AIBA執行部とは太いパイプを持つ。今回の問題で、これまで良好だったAIBAとの関係が、悪化するのではとの懸念が強まり、日本連盟は村田に厳しい対応を取る必要があった。またプロ・アマの交流を復活させた山根会長には、プロ側はアマの強化選手の引き抜きはしないとの認識があった。そうした経緯から、村田のプロ転向の動きを裏切りと捉えた。プロ側への不信感もあり、異例の処分に至った。

 ただ、村田との会談後、山根会長は「3時間前(会談前)と今では気持ちが変わった」と語っており、今後処分が撤回される可能性も出てきた。

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