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内山、8回TKO勝ち!暫定王者バスケス退け、6度目防衛

[ 2012年12月31日 21:16 ]

8回、左のカウンターから一気に勝負に行く内山

 プロボクシングのトリプル世界戦は31日、東京・大田区総合体育館で行われ、WBAスーパーフェザー級王座統一戦では、正規王者の内山高志(33=ワタナベ)が、同級1位で暫定王者のブライアン・バスケス(25=コスタリカ)を8回TKOで下し、6度目の防衛に成功した。

 序盤は緊迫した攻防だったが、内山が中盤から左ジャブとボディーを上下に打ち分けてペースをつかみ、徐々に優位に立つと、8回、残り1分を切ってから右で相手をぐらつかせると長いラッシュ。バスケスは倒れなかったものの、レフェリーが試合を止めた。前回(7月)の5度目の防衛戦は3回負傷引き分け。「1年ぶりの試合のようだった」と言う内山だが
、1年ぶりのKO勝ちに「考えていた通りの展開。継続してきた練習が生きたので、やってきたことは間違いじゃなかった」と胸を張った。


 WBAは、興行優先のため休養、暫定、スーパーなど王座を乱立させており、内山は次戦でWBAの指名で04年アテネ五輪フライ級金メダリストで“暫定王者”の同級2位ユリオルキス・ガンボア(31=キューバ)と対戦する可能性は高い。

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