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ボクシング界から称賛の嵐 「最大の夢」実現に期待

[ 2012年9月20日 06:00 ]

<ヘビー級10回戦>10回、ウェリバー(右)のボディを捉える藤本京太郎
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プロボクシングヘビー級10回戦 ○日本同級1位・藤本京太郎 判定 WBC同級15位・チャウンシー・ウェリバー●

(9月19日 後楽園ホール)
 京太郎の快挙を見守った日本ボクシングコミッション(JBC)の森田健事務局長(77)は「大きな体の(ボクサーの)打ち合いは迫力がある。日本ボクシング界のために、これからも頑張ってほしい」と称賛した。

 日本プロボクシング協会の要請を受け、JBCは今年6月、55年ぶりにヘビー級の日本ランクを復活させた。日本プロボクシング協会の大橋秀行会長は「誰が見てもヘビー級の戦いは迫力があって分かりやすい」と人気回復を懸けて、今年12月にヘビー級新人王トーナメント、来春には空位の日本ヘビー級王座を懸けた試合を行うことを発表している。そうした流れがあるからこそ「日本人は軽量級」のイメージがある中での京太郎の快挙は大きな意味がある。

 他の格闘技から転向した選手が世界で活躍すれば重い階級の活性化にもつながる。「これで他団体で活躍する体の大きい人も(ボクシングに)興味が湧いてくるはず。(将来的には)日本ボクシング界の最大の夢でもあるヘビー級の世界王者が誕生する」と大橋会長。京太郎の拳には大きな期待が寄せられている。

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2012年9月20日のニュース