山中＆五十嵐Ｗ世界戦　仙台会場に被災者招待

チャンピオンベルトを肩にガッツポーズの山中（左）と五十嵐

　ＷＢＣ世界バンタム級王者・山中慎介（２９＝帝拳）とＷＢＣ世界フライ級王者・五十嵐俊幸（２８＝帝拳）が出場する１１月３日のダブル世界戦の試合会場が仙台市の「ゼビオアリーナ仙台」に決まった。１１日に都内で行われた中継局ＷＯＷＯＷのイベント内で発表された。同アリーナは１０月にオープン予定で、約５０００人が収容可能。ＷＯＷＯＷは試合に被災者を招待する予定という。

　東北最大級のアリーナで行われる初のボクシング世界戦。２度目の防衛戦でメーンを飾る山中は「震災から１年半がたちましたが、まだまだ大変な状況です。自分が一生懸命戦って被災者の方を元気づけたい」と話し、ＫＯ宣言した。初防衛戦に臨む秋田出身の五十嵐は「地元から近いので、たくさんの人が応援に来てくれる。必ず勝ちたい」と楽しみにしていた。