京太郎VS世界ランカー 9・19ヘビー級日本人初挑戦

[ 2012年7月28日 06:00 ]

6月20日のティルマン戦で強烈な右を叩き込む京太郎(右)

 元K―1ヘビー級王者で、プロボクシングの日本ヘビー級1位・藤本京太郎(26=角海老宝石)が9月19日に東京・後楽園ホールで、WBC世界同級16位チャンシー・ウェリバー(29=米国)と対戦することが27日、決定した。日本人選手がメジャー団体の同級世界ランカーと対戦するのは史上初。勝利すれば、日本初の同級世界ランカーが誕生する。

 キャリア4戦の京太郎に、日本初となるヘビー級での世界ランク入りのチャンスが巡ってきた。日本のジム所属では、06年12月に当時WBC世界ヘビー級10位だったオケロ・ピーター(40=緑)がWBC世界同級王座に挑戦しているが、日本人が同級で世界ランカーと対戦した例はなかった。その夢をK―1から転向した男が実現させることになった。

 9月に京太郎が挑戦するウェリバーは1メートル88、110キロで現在WBCで16位。しかし、前回6月のランキングでは同5位に位置していた。通算53勝20KO6敗5分けとキャリアは豊富で、スピードあるパンチと巧みな防御で勝利を重ねてきた。陣営によれば、ウェリバーを撃破すれば、世界挑戦が可能な15位以内にランキングされる可能性が高いという。対戦決定を受け、京太郎は「今までとモチベーションが違う。練習にも熱が入ります」と気合十分だ。

 京太郎の転向を受け、日本ボクシングコミッションは今年6月、55年ぶりにヘビー級の日本ランクを復活させた。重い階級の活性化を推進する動きがあるなかで、京太郎の挑戦は大きな注目を集めることになることは確実。TBSの北村公一郎プロデューサーも「日本人初のヘビー級世界ランカーが誕生するかもしれない」とウェリバー戦の放送を決断した。

 円熟味を増している29歳のウェリバーは楽な相手ではないが、京太郎は「負けても失うものはない。死ぬ気でいきます。勝てば一気に夢が広がっていくでしょう」と覚悟を決めている。日本のボクシング界の歴史を塗り替えるため、京太郎は男になる。

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