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五十嵐、幼児期は病弱 高校時代は“バンドマン”

[ 2012年7月17日 06:00 ]

王座奪取に成功した五十嵐はベルトを腰にファイティングポーズ

WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦 同級1位・五十嵐俊幸 判定2―1 王者ソニーボーイ・ハロ

(7月16日 埼玉・ウイングハット春日部)
 【五十嵐という男】

 ☆五輪 04年アテネ五輪はライトフライ級1回戦でエチオピア選手と対戦。3回まで18―13とリードしたが、最終4回に逆転されて21―26で敗れる。まさかの結果に自身も本博国監督(42)もがっくり。

 ☆好物 栄子夫人が料理するカレーとうどん。八戸出身の夫人の濃いめの味が好き。

 ☆実は病弱 幼児期には熱性けいれんで何度も入院。髄液を検査したところ「血液に別のものが入っている。何か障害が出るかもしれないと言われた」(母・真智子さん)と小学生時代は朝昼晩と毎日薬を飲み続けた。

 ☆おじいちゃん子 小さいころは祖父・甚之丞(じんのじょう)さん(享年62)の膝に乗って食事するのが日課だった。04年アテネ五輪の試合からバッグには常に祖父の遺影を忍ばせ、当時を振り返って報道陣の前で泣いたこともある。

 ☆バンドマン 兄・善幸さん(34)の影響で高校時代にギター、ドラム、ベースを覚える。高校1年時、地元のコミュニティーセンターで一夜限りのライブにドラマーとして出演した。

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2012年7月17日のニュース