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助産師ボクサー富樫がV8失敗 高地で「息が上がった」

[ 2012年6月25日 06:00 ]

プロボクシング WBC女子世界ライトフライ級タイトルマッチ10回戦 ●王者・富樫直美 判定 エスメレルド・モレノ○

(6月23日 メキシコ・プエブラ州)
 プロボクシングのWBC女子世界ライトフライ級王者・富樫直美(36=ワタナベ)が23日(日本時間24日)、メキシコ・プエブラ州で指名挑戦者エスメレルド・モレノ(24=メキシコ)と8度目の防衛戦を行い、最大6点差の0―3の判定負けで王座から陥落した。

 標高2100メートルの高地で「1回から息が上がった」という王者は中盤以降、スタミナ切れ。4年間死守した王座を手放し「残念な結果で申し訳ない」と悔やんだ。

 富樫は助産師ボクサーとして注目を浴び、女子ボクシングが日本で公認されてから初の女子世界王者は、海外で2度の防衛に成功するなど実績を残してきた。今年1月には一般男性と結婚し、関係者には、この試合後に子づくりしたいと打ち明けていた。9月23日には挙式も予定。所属ジムの渡辺均会長は「結婚もしたし、36歳という年齢を考えれば」と引退させる方針を示した。

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2012年6月25日のニュース